さて、今回は良く聞かれる『湿布はどっちを貼った方が良いですか?』という質問にたいしてです。
これを使い分けるには、どんな状態なのかによって変わってきます。
先ず違いとして思い浮かべて頂きたいのが、昔ながらの白色で厚みがある方、これがパップ剤。
茶色で薄い方がテープ剤になります。
※皮膚にトラブルのある方は、必ず病院でのアドバイスを受けるようにして下さい。
ここで記載している内容はハップ剤とテープ剤の違いになります
ハップ剤
こちらは、貼るとひんやりするタイプ(冷感)や、じんわり温かくなるタイプ(温感)があります。
ハップ剤は水分と軟膏を含んでいる為、肌に優しくかぶれが少ない反面、粘着性が低いためはがれやすく、1日2回タイプが多いです。
テープ剤
こちらは、粘着力が強くはがれ難い反面、長期で使用すると肌がかぶれやすくなることがあります。
また、しっかりと張り付くので、関節などの動きが大きいところに向いているとされています。
こちらは1日1回タイプが多いです。
このことから、大きく分けて考慮しなくてはいけないのが
・肌のコンディション
・貼る場所
・1日1回or2回
・冷温感を使い分けたいのか(急性期or慢性期)
こちらのポイントに選ぶのがいいですね。
また、貼るタイミングとして一般的には、お風呂上りに貼り、朝はがすのが良いとされています。
1日タイプ(テープ剤)は8~10時間貼ることで消炎鎮痛剤が皮膚に浸透し、その後湿布を剥しても約24時間は効き目があると言われています。1日2回タイプ(ハップ剤)は、4~6時間で浸透し約12時間の効き目があると言われています。
参考にしてみて下さい。