こんにちは。てらまえ整骨院院長の小泉です。
今回は、指先の痺れが首(頚椎)由来のものではない場合、こういったことも考えられますよという方向からアドバイスさせていただきます。
先ず痺れの症状は、神経及び血管のなんらかの循環障害で起こるとされています。
痺れが頚椎由来でない場合、首から出る神経・血管は鎖骨下で束(腕神経叢)となり、上腕・前腕・手・指と走行します。
この神経・血管の流れを【川】に例えると、上流で流れが妨げられれば、下流で影響が出ますよね。
それと同じでこの現象が身体で起きていると思ってください。
問題はどこで妨げられているかになりますが、そのほとんどが鎖骨の下・肩の付け根の部分になります。ここで流れが妨げられるため、指先の方に症状が出てしまいます。
そして、その流れを妨げてしまっている原因は、胸・広背部の筋肉の柔軟性低下、それに伴う肩関節・肩甲骨の位置異常及び可動域低下が当てはまります。
今回は、その流れの妨げ(圧迫)をとる為の方法をお伝えしますので参考にして頂ければ幸いです。
【胸の筋肉を緩めます】
①左腕をやや外側に開き、右手で胸と腕の継ぎ目をしっかり握ります
②握った状態で、大きく後ろに10回まわす
③②が終わったら、前に10回まわす
【胸の筋肉を伸ばします】
①壁に対して半身に立つ
②一方の腕を伸ばし、壁に小指の外側が付くように置き(手のひらが上)、もう一方の手も壁に添える③伸ばしている方の腕の肩を壁に近づける
※20秒キープして反対側を行い、各3セット前胸部から腕にかけてしっかり伸びるかと思います。
【首の筋肉を伸ばします】
①鎖骨と鎖骨の間やや下に両手を重ね、下に向けて押し下げます
②首を上に反らし20秒キープ
③左右それぞれ首を傾け20秒キープ
【肩甲骨をしっかり動かします】
① 椅子に座りながら、手の平は上に向けた状態で両手を挙げる
② 手の平を外に向けたまま、肩の高さまで、肘を下ろす
③ 肘は90度に曲げる(なるべく身体の真横を通るように)
※手の平を外に向けることで、より肩甲骨周りのインナーマッスルにアプローチ出来ます
1週間ほど続けてみて、少しでも楽になるのであれば継続して行ってみて下さい!また、他お悩みあれば、LINEよりお問い合わせ下さいね!