こんにちは。院長の小泉です
今日は、オスグット病と言われた方へのアドバイス(アプローチ法)をご紹介します!
(正式名はオスグットシュラッター病)
成長期のスポーツ障害として最も頻度が高く(11歳前後~18歳)、ジャンプやキックの動作を頻繁に繰り返すスポーツに生じやすいです。そしてこの改善には、ももの正面(大腿四頭筋)の筋肉の柔軟性の改善が最も重要とされます。
この症状を引き起こすメインの筋肉は大腿四頭筋といい、この筋肉は骨盤正面の出っ張った骨のエリアから始まり、膝のお皿の下約5㎝のエリア(脛骨粗面)までくっついています。
付着部である脛骨粗面は成長を促す骨端軟骨があり、骨の成長に対し、繰り返す大腿四頭筋の収縮力(牽引力)によって軟骨が剥離し起こる症状になります。
この診断を受けた場合、概ね四頭筋ストレッチを促されますが、そのストレッチが上手く効かなかったり、若しくはそれ以外の方法をレクチャーされていなかったりする場合、スポーツ復帰に差が出ますのでお伝えしたいと思います!
押さえるべきストレッチ5選!
【大腿四頭筋ストレッチ】
メインのストレッチになりますが、ポイントは伸ばす方と逆の足!股関節をしっかり90度曲げて下さい。骨盤の前傾を防ぎ、しっかり大腿四頭筋がストレッチされます
(20秒~30秒キープ)各2~3セット
【股関節(腸腰筋)ストレッチ】
出来るだけ、後ろの足を遠くにする事がポイント!
(20秒~30秒キープ)各2~3セット
【臀部・股関節ストレッチ】
☝赤パターン(臀部ストレッチ)
膝を曲げ仰向けになり、一方の脚を四の字にして反対の脚にのせる。
一方の手を股の間から手を通し、両手で反対のスネを抱え、引き寄せる(20秒~30秒キープ)各2~3セット
黒パターン(股関節ストレッチ)
膝を曲げ仰向けになり、一方の脚を反対の脚にのせ足を組む。
そのまま左へ倒し20~30秒キープ、その後反対に倒して20~30秒キープ各2~3セット
☝赤パターン
長座位で座り、足首を90度。息を吐きながら膝を曲げずに身体を倒しましょう。
黒パターン(オススメ)
長座位で座り、一方の脚を膝の上に四の字になるように乗せる。そして、息を吐きながら膝を曲げずに身体を倒しましょう。
各30秒×2~3セット